特集!
助松ジャンクションが出来るまで!(S62.8〜H2.2の下部工事)


立体交差中心をはじめるきっかけとなったJCTは「助松ジャンクション」
  助松ジャンクションは他の複雑なJCTと比べれば単純な準直結Y型なんだが、これが綺麗なんです。準直結Y型のお手本ではないだろうか?と思うくらい「Y」なんです。私のジャンクションランキングベスト10に入る美しさ。こんなに好きな助松ジャンクションなのだが、今の助松JCTしか私は知らない…。いったい助松JCTが出来る前はどんな場所だったんだろう?工事途中はどんな感じなんだろう?そんな好奇心を満たしてくれたひとつのカキコミから助松JCTの貴重な「工事進歩状況」の写真が手に入りました。写真をご提供いただいた、タカさんありがとうございます。
  タカさんは助松ジャンクションの下部工事、つまり柱までの部分の工事に携わっておられた方です。


昭和62年8月頃の助松ジャンクション

4号湾岸線と堺泉北有料道路は形もなく、緑が沢山あります。この街路樹を取り除き、写真左奥のほうへと4号湾岸線が延びていきます。写真中央の交差点の上に助松ジャンクションが鎮座することになっていきます。クレーン車などがある部分も助松ジャンクションの橋脚が建てられていく場所です。それほど大きくないジャンクションだと思っていましたが、建設前の写真を見ると小規模なジャンクションでも大きな面積が必要なことが良く分かります。カキコミでタカさんは「綺麗な緑地をつぶしてしまった」と思っているそうですが、私自身はその代わりにすばらしいものを造っていただいたと思っています。環境の事とかは考えずにですが、立体交差マニアとしては感謝です。ちなみに写真は助松ジャンクションの北東あたりから撮っているようです。写真手前側が北側(大阪市内)へ画面奥側が南側(りんくう方面)で、東側が堺泉北有料道路ができる道です。


昭和62年11月頃の助松ジャンクション


昭和62年12月頃の助松ジャンクション

さすがに3ヶ月4ヶ月では大きな進歩は見られません。11月頃はおそらく支柱を立てるためのアンカーを打ち込む工作車が見えます(たぶん黒い柱)12月ごろには橋脚らしいコンクリートの柱(ブルーシートが天辺にかけられている)が出来てきましたがやはりまだ緑がのこり高速道路はありません。阪神高速道路4号湾岸線はこの奥まで伸びている緑地の上に建設されることになります。


昭和63年1月頃の助松ジャンクション

交差点南側の中央分離帯の緑は跡形もなくなり舗装工事が進んでいます。柱の工事はまだまだみたいです。


昭和63年2月頃の助松ジャンクション


昭和63年4月頃の助松ジャンクション

交差点南側の舗装も完了し、交差点北側の空き地にも背の高い柱の形が見えてきました。結構ピッチが早いような気がします。と言っても普通どれくらい時間がかかるのかは知りませんし想像もつきませんが…。ちなみに4月の写真の写真右側海に面した空き地部分は現在お墓が立ち並んでいます。


昭和63年12月頃の助松ジャンクション

月日はすぎて12月頃、ようやく大きな柱が立ちだしました。工事現場ぽくなってきました。交差点南側の舗装工事は大きな柱を立てるために本線を東側にずらしたみたいですね。大きくそびえる2本の横長の柱が立てられています。


平成元年4月頃の助松ジャンクション

とうとう画面奥南側に4号湾岸線のかたちが見えてきました。立派な柱が立ち並び交差点の真ん中あたりにも柱が立てられようとしています・堺泉北有料道路と連結するためのランプ用の柱が交差点中心の柱なんでしょうね・・。


平成2年2月頃の助松ジャンクション

最後の写真は平成2年2月です。最初の写真と比べるとまったく別の風景となりました。4号湾岸線もカタチを見せ、堺泉北有料道路から延びる予定の柱もも完成しています。写真をご提供いただいたタカさんの仕事は下部工事。ここまでで仕事は終わりだったのでしょう。ここから道路が柱の上に乗せられ、現在の助松ジャンクションが出来上がるのでしょう。一番高いところでは21メートルもあり7階建てのビルに相当するそうです。タカさんの仕事が完了するころ、当時の現場監督が「一番高い橋脚のテッペンから立ちションできたらみんなに酒をおごる!」と言うとみんなは楽勝だた意気揚々と上にあがるが立ちションは誰一人として出来なかった…。建設用の足場の無い21メートル上から小便を垂れることはプロでも怖いほど高い場所・・・結局みんなで監督に酒をおごったらしい。その時のネタバラシで昔その現場監督も挑戦したことがあったがムリだったらしい。なんとも暖かく楽しいエピソードも教えていただきました。改めて写真をご提供いただいたタカさんにお礼申し上げます。また当時工事、作業に従事された方々にもお礼申し上げます。環境破壊や税金がどうだこうだなどとあまり良い話がない高速道路ですが、好きな人は沢山います。綺麗だと思う人は沢山います。ちょっと変わった趣味かもしれませんが、私は高速道路、ジャンクションが大好きです。だから作っていただいてありがとうございます。自分の仕事が何年も何年も残っていく仕事がうらやましく思います。何をかいているのか全く分からなくなりましたが、とにかく助松ジャンクションは良い!ますます好きなジャンクションとなりました。

 ※タカさんから頂いた「立ちション」のエピソードですが、頂いたメールを誤って破棄してしまいデータが消失してしまい私のメールの記憶で記載させていただきました。事実と異なる点があるかもしれません。タカさんならびに一緒に仕事をされた皆様には当時を思い出していただくきっかけとなれば幸いかと思います。勝手をいたしましたが、ご了承くださいますようお願いいたします。失礼をいたしました。 管理人:デンキヒツジ

 

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